子ども霞ヶ関見学デー

2014年も8月6日(水)と7日(木)の2日間、東京都千代田区霞が関の各省庁で「子ども霞が関見学デー」が開催されました。このイベントは、国の業務説明や省内見学などを行うことにより、親子のふれあいを深め、子供たちが夏休みに広く社会を知る体験活動の機会とするとともに、府省庁等の施策に対する理解を深めてもらうことを目的に、平成12年度から行われています。

(一社)全国海水養魚協会(以下、全海水)は、養殖魚の魅力、安全性、生産現場の取組を伝えるために農林水産省において展示会と触れあい体験を行いました。

展示内容

出荷サイズの養殖魚を展示

ラウンドの魚を触る子ども

成魚の展示コーナーでは、ブリ、マダイ、ヒラメの展示を行いました。来場したほとんどの子供たちは、ラウンドの大きな魚を直接見るのは初めてで、展示されている養殖魚を見るなり、「わっ、お魚だ!」と猛スピードで駆けつけてくる子や、「すごい!これ本物?!」と初めて近くで見る立派な魚に驚く子、「ヒラメはね、普段は砂に潜ってじっとしていて・・・」と詳しく解説してくれる子もいて、様々な反応を示してくれました。また、実際に触ることが出来る事を知ると、「お父さんの髭みたい!」と鱗を逆撫でしてみたり、5.5kgもあるブリを一生懸命持ち上げて、「お母さん!見て見て!」と新鮮な体験に大興奮している様子でした。保護者の方々も、子供が魚を触れたり、持ち上げている貴重なシーンを、シャッターに納めて楽しんでいるようでした。

中には、エラ蓋を開いたり、口の中がどんな構造になっているのかを確かめる子や、感触が気持ちよかったのか何度も魚を触りに来る子などもいて、今回見て触れた事が、魚に興味を持つきっかけになった子たちも多くいたようです。

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泳ぎ回る稚魚を観察

稚魚に餌をやる子ども

稚魚の水槽展示では、エサやり体験を実施しました。エサやりの予定時間になると、水槽前にはエサをあげてみたいという子供たちでいっぱいになりました。実際にエサをあげると、「かわいい、もう一回あげたい」と、お願いをしてくる子や、「家で飼っている金魚よりも泳ぐのが速い」といった感想を述べ、興味津々の様子でした。かわいい稚魚を(展示している)生簀に入れて、(展示している)エサを与え、ワクチン接種やトラフグでは歯切りなど手間隙かけて愛情込めて2、3年大事に育てると、(展示している)魚のように大きく美味しい魚になりますと説明すると、「え、本当ですか!?」と成魚と稚魚の間を行ったりきたりして確認する子もいて、大変驚いているようでした。

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お魚にも予防接種

ワクチン接種器展示

初めてワクチン接種器を見た子供たちは、何に使用するのか不思議がっていましたが、「小さい頃に受けるはんこ注射みたいに、お魚も病気にならないように一尾一尾予防接種をするんだよ」と説明すると、「魚のどの箇所に注射するの?」「魚も子供の頃に注射するんだ」「一尾ずつ注射するって凄い大変ですね」など、子供だけでなく保護者の方も関心を示している様子でした。

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養殖魚はどんなエサを食べているの?

えさの展示

養魚用のエサを展示しているコーナーでは、稚魚から成魚用までのエサを並べて展示しました。「こんなに大きいエサも食べるんですね」、「おいしそうな臭いがする」といった声もありました。また、それぞれの成分表を見て、「こんな原料から作られているんだ」「ビタミンや栄養素をたくさん含んでいるんですね」など、養殖魚が食べているエサを確認していました。

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生簀(イケス)模型の展示

稚魚の泳ぐ水槽を見ていた子供たちからは、「こんな水槽でどうやってあんなに大きく育てるの?」といった質問がありました。隣に展示していた生簀模型(1/25縮尺)と実物大の写真を見せて、「本当はこのような、みんなのお家くらい大きな網の中で育てているんだよ」と説明すると、「この大きさなら大人の魚も泳げる」「網が破けたりして魚が逃げたりしないの?」と魚が育つ環境にも興味を示しているようでした。

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DVDで養殖魚を知る!

DVDを鑑賞する親子

展示コーナーの奥では、DVD「養しょく業ってなんだろう!?」を終日放映しました。親子で鑑賞する方も多く、「すごい勢いでエサを食べるね」「こういう風に育てているんだ」など、養殖について意識や関心が高まっている様子でした。また、エサの与え方やワクチン接種作業が実際どのように行われているかに興味を持った子供たちも多かったため、「あのDVDにその光景が映っているよ」と教えると、現場の映像を見て、なるほど、と納得をしていました。

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当日は本物の魚を触った事がない子供たちや、養殖という漁業を良く知らない子供たちがほとんどで、ラウンドの魚を触っている子供たちは、この魚を刺身や焼き魚として普段食べていることを知らなかったようでした。このイベントで説明をしながら、実際に魚を見たり触ったりしてもらうことで、消費地の多くの親子に養殖業を知ってもらう良い機会となりました。